2.〔連載〕「PXとわたし」第13回 濱田浩美さん
3. 今後の予定
1.米で「Patient Experience Conference 2019」開催
PX関連イベント「Patient Experience Conference 2019」が4月3~5日、米テキサス州ダラスで開催されます。
同イベントは、アメリカで最も大きいPX推進団体の一つであるTHE BERYL INSTITUTEが主催しています。世界のヘルスケアに携わるプロフェッショナルが集まり、講演やセッションを通してPXに関する新たな視点を得ることで、PXへの理解を深めて世界のPXを向上させることを目的としています。
3日間にわたって、さまざまなセッションや参加者同士でのディスカッションなどが行われます。各プログラムでは、PXにおける医師や看護師のリーダーシップ、患者満足度、マーケティング・コミュニティへの働きかけ、医療の質と安全性といった分野を取り上げることで、PXの改善につながる内容となっています。
参加費用は会員約11万円、非会員約13万円です。参加登録は、以下のサイトからできます。
https://www.theberylinstitute.org/page/CONF2019_OVERVIEW
2.〔連載〕「PXとわたし」第13回 濱田浩美さん
第13回目は、北海道大学病院・客員臨床歯科医師の濱田浩美さんです。研究会のフレッシュなメンバーとして、今後の抱負を語っていただきました。
私とPXとの出合いは昨年、1年間かけて行われた摂食嚥下リハビリテーション学会主催の「チーム医療実践リーダー育成研修」でした。コーチングの研修だったのですが、当時の私はコーチングが何なのかすら知らずに、月1回の研修会という北海道から東京に行く立派な口実ができたと喜んでいたぐらいのレベルでした。PXが何かを全く知るよしもなく、研修会はとてもつらいものでした。
しかし、研修会の講師でいらした日本PX研究会理事の安藤潔先生、出江紳一先生、代表理事の曽我香織さんはとてもパワーのある方々で、研修会修了後、これで終わらせてしまうのはもったいない! と思い、意を決して研究会への参加を決めました。
PXとの出合いからしてこのような感じですので、私にとってPXは全く未知の世界で、今まで考えたこともありませんでした。これから自分のなかにどのように落とし込み、実践までもっていけるかがとても楽しみです。
コーチングを学んでからということもあるのですが、相手にとって何が一番いいのか、最良なのか考えるようになり、その先にある「どうすれば改善するのか」、まで考えるようになったことです。
普段、お付き合いがないタイプの方々や考え方を持った方とご一緒できること。研究会の皆さんとお話しすると、とても刺激を受け、自分も周りの方々についていくために勉強しなくては! という気持ちになります。
まだまだわからないことばかりで、これについてお話しする資格はまだ私にはないと思います。ですが、勉強していけばきっと、これから自分が向かおうとしている、やろうとしていることの指針となりそうだと思っています。
札幌で歯科医師をしております。最近は地域で訪問診療に出ることも多くなりました。摂食嚥下専門で歯科医院を立ち上げるべく準備中。ディズニーリゾートが大好きです。北海道から旅費をかけてまで東京に来て、PX研究会を頑張ることができるのは舞浜というご褒美があるからかもしれません。動機は不純ですが、舞浜がある限り、参加しますのでどうかよろしくお願いいたします。
3. 今後の予定
3月16日(土)に第26回勉強会を開催します。日本版PXサーベイの取り組みの発表を予定しています。
第26回 PX研究会 勉強会
3月16日(土)13:30-15:30
場所:株式会社イトーキ SYNQA 2F
「PX概論」
「日本版PXサーベイ分析における新手法の提案」 斎藤恵一 国際医療福祉大学 教授
「日本版外来PXサーベイ 改善に向けて」 西本祐子 国立病院機構九州医療センター 小児外科医長
会費:勉強会参加費 1000円(研究会員は無料)
※【お知らせ】日本PX研究会について※
年会費は5000円となります。また、法人会員も受け付けております。詳しくはこちらをご覧ください。
編集部から
最近は暖かくなってきて冬も終わりに近づいていますね。ですが僕にはそれはあまりうれしいことではなく、今は花粉に苦しめられています。症状も重いほうで毎日薬、マスク、ティッシュが欠かせません。少しでも良くするために甜茶の成分が入ったサプリメントや効いているのかどうかわからないですが、ダメ元でイオンで花粉をブロックしてくれるスプレーを使っています。何か良い対処法があれば教えていただきたいです……。(T)